ビジョン作成ワークショップ

ビジョン作成ワークショップ（Vision）

1.ビジョンとは何？

ビジョンとは何なのでしょうか？何故、企業は掲げるのでしょう。それは、良い事があるからに他なりません。上層部が直接一般社員に方向性を提示する機会はそう多くありません。自分達がどの方向を目指しているのか、それを共有するのはとても大切な事です。

2.ありたい姿でいいのでしょうか

ビジョン作成ワークショップは一般的にはありたい姿を探して、一文にしていきます。私も社員時代に行いました。さて、これでいいのでしょうか？もちろん、ありたい姿は素敵な考えです。ただ、よく考えてください。プライベートなサークル活動ではなくて、社会的責任を持っている企業なのです。ここが、ビジョン作成時の落とし穴なのです。

3.顧客と自社（自部門）

 ここで、マーケティング的に考えてみましょう。顧客って誰なのでしょうか？何を求めているのでしょうか？この事を細分化して、マーケティングから営業トークに落とす過程を参考にしながら考えていきます。この過程がとても重要です。自分達が生み出す価値を再定義します。この前提条件が揃っていないと、

独りよがりのありたい姿になってしまうのです。 

4.最終化（ブラッシュアップ）

最終化の段階で、プレゼンテーションをしてみましょう。その文言が、独りよがりではない、ロジックが組まれているかを見ていきます。参加の全員、誰に当たっても意気揚々と語る事が出来なければなりません。質問や、反論が来たとしても自信を持って答える事ができればそれは、本当に前向きになれるビジョンという事です。

結束を高めたビジョン作成

とある、企業の統括部長さんからお声が掛かりました。ビジョンを作成したいけれども、どうにも言葉遊びになってしまうので困っているのだと。なるほど、おっしゃる通りなのです。重要なのは、作る過程に参画する事なので、設計から引き受けて、2回ほど展開をしました。最終的には、持ち運びできるカードを作成してネームプレートに入れるとの事。ワークショップは最初は和気あいあいで楽しい雰囲気で始まり、後半は、顧客ニーズを分解しての熱いディスカッション。最後は懇親会で自分のプライベートのビジョンを皆で熱く語っていました。そんな、組織にしてみませんか？