新型コロナ(COVID-19)で在宅勤務推進、営業訪問の自粛が大手企業を中心に増えています。大型イベントの開催が控えられるなどしている昨今、企業の集合型研修も軒並み延期となっています。幸いにも弊社では中止になった案件はありませんが、日程が二転三転して、企業の人事、教育担当の方々は調整にご苦労されている様子です。私自身も、外資系製薬会社の教育担当のマネジャーでしたので、心労は手に取るようにわかります。今回は、最近の新型コロナ(COVID-19)による
について、書いてみます。ここ3月にきて、研修自粛ムードが変わってきています。2月当初は、「管理職研修、リーダー研修」はすべて、4月以降に延期と、なっていました。これは今でも変わっていないと思います。逆に、
新規事業創造プロジェクト(イノベーション)
ハイパフォーマー養成プロジェクト
コンサルティングコーチ育成プロジェクト
は、すべて「予定通りに実施」されています。更には「追加企画を検討」と、なっています。つまりは、逆に、「増加」しています。なぜ、集合系のイベントを控える中で、積極的に実施されているかと言うと、「外勤が出来ない時間が、最高の能力開発の時間となるから」と、いう「思考のシフトを伴う意思決定」が複数のクライアント企業で見られています。これらは、在宅勤務が推奨され、子供たちが家で受験勉強のように集中している姿を見て、「この期間で差が付く」といった役員、教育担当者の気づきから来ている様子です。企業で、研修実施手法の工夫として以下のような事が行われています。
企業研修実施手法の工夫
各部門で能力開発プロジェクトリーダーを選出(能力開発を検討するキャリアとなる)
ビデオ収録による事前学習Workshopを少数、もしくはオンラインツール
Zoomなどを使って実施Web内でのチーム分けツールをオペレーターが作業
と、Web機材やアプリに目が行きがちですが、プロセスにも工夫を仕掛けて展開するようになっています。
オンラインで起こる事象
PCで見ていると、よくあるテレビ会議のような一方送信の傾向が強くなります
全員が対面状態になり、大分話し易いですが、一人が話すと、他のメンバーは沈黙の傾向が強くなります。
Web研修の操作自体は簡単ですが、事前課題の出し方当日の進め方ビデオ、オンラインでのグループ作業は、実際に行うと、そう簡単ではありません。最新の双方向のツールでも、やはり、人間側での「微妙な成果、情報交換のズレ、漏れ」は発生します。これは、従来のオンラインのコーチングや1 on 1面談でさえも発生します。ネットで見かける評価では、「対面と全く変わらない」、「どんどん活用したい」という好意的なコメントがあります。それゆえに、「研修のプロがそんなことでは」 と、ご指摘も受けそうですが、成果にこだわる故に気になるのです。この視点は、企業側の役員、研修担当者の方々も、大きな声では言えないですが、「前から気になっていた」ようです。例えば、スマホのハンズフリー機能で話したときの、
これは、対面の会議では話者の場所も、脳が自然に認識して「誰の発言か」を頭が自然に切り替えるので理解し易いという事です。逆に良い点としては、相手の話に、途中で相槌、口をはさむことも控えめになるので
オンライン化せざるを得ない状況での研修展開の現状
と、いう事です。企業の育成担当の方に「オンラインのみで、成果減衰をさせないさせない方法ってありますか?」と、聞かれた事があります。その際の私の回答は、
「講義の内容を、成果を求めない程度に事前に 減衰させておくことかも知れません」
と。担当の方は、
「そうですよね!すっきりしました。 成果の減衰が無いのだったら、すべて育成は e-ラーニングでいいって事で、私の部署不要ですもんね」
と、笑っておられました。
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