昨今の新コロナの影響で、研修をオンラインで行う事が増えています。この1か月で10本程講義をオンラインで行いましたが、講師側の準備は結構大変です。企業様によって、セキュリティーの兼ね合いもあって、オンライン会議システムの選択は変わってきます。(zoom、WebEx)それゆえ、機能も様々、研修進行も制限されるので段取りが必要です。オンライン研修のコツ(企業研修)について今回は書いてみます。
少し、実例を挙げて見てみましょう。詳細は、書けませんが、直近1か月では以下のような内容で実施しました。どれも、企業様に応じての特注研修ですが、オンライン化をすると少々勝手が異なります。そのまま、オンラインで対応できるのは「学校のような講義」であって、企業研修では相当な工夫が必要なのは言うまでもありません。複数社、複数回の総括として、階層別研修のオンライン化のポイントまとめてみました。
階層別研修のオンライン化のポイント
受講者 | 内容 | 受講者の特性 | オンライン化する 場合のポイント |
---|---|---|---|
統括部長 部長 マネジャー | ハイパフォーマー育成プロジェクト立案、 マテリアル開発、KPI設定 |
| オンライン上で部屋を作り、数部屋に分けて進める場合があります。その際に、参加者の知識が多い故に、様々なロジックをもとにグループワークセッションが進みます。よって、講師側は短時間でインパクトを与えて、本論に戻す仕掛けを用意しておくと良いです。「○○の観点で」「△△の手法で」など、大まかな道すじを立て、グループ討議を始めます。脱線しそうな方向をあらかじめ講師側で準備をし、想定をしておくと進めやすいです。この準備を行わないと、全体セッションに戻した際に、説明の時間に取られ、スピード感を失う事になりかねません。 |
営業職 | コンサルティング・セールス手法の習得 |
| 新たな手法を、教える事になるので議論が違う方向に進む可能性が高いです。特に数部屋に分けた時、個人作業で成果物を作るときが顕著に現れます。よって、少し難易度が高い作業を行う時には、5名位を1グループとして、5〜8部屋に分けて行います。この際に、サブ講師、統括部長、部長に事前に見回っていただくように、準備をする事が大切です。 |
新卒 | ビジネスマナー、ロジカルシンキング、 ハイパフォーマーマインド、ホスピタリティ |
| まず、社会人に慣れていないので、緊張をした状態で研修が進みます。適度にリラックスをさせる事、一方で、オンライン故に各人が「見られている」という意識も作ります。これは、「監視」ではなく、「一人も落ちこぼれを出さない」という、提供側の意気込みに近いところがあります。 課題を出した際には、オンラインで「検索」をして模範解答を持って来ることもあるでしょう。その際には、講師側が「解答を導いたプロセス」を聞くようにして、「正解が無い世界がビジネス」という事を認識してもらうようにします。 |
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