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成果を出せる会社の人財育成②

2019/05/22
成果を出せる会社の人財育成②

「研修カタログ」から福利厚生的に社員へ研修提供について考えましょう。このような、企業様では、社員のモチベーションを上げながら、学びの機会を提供するべく、「研修カタログ」をイントラに掲載、社員自ら学びを取りにいく形式です。将来的に独立できるかも?と、いうような資格的なものから、趣味性の高いものまで見ているだけでワクワクしてきます。私の企業内の能力開発マネジャーとしての経験上になりますが、以下のように書き記してみました。

 

企業内の能力開発マネジャーとしての視点から「研修カタログから福利厚生的に社員へ研修提供」を見ると

 メリット デメリット
  • 自主的に学ぶ姿勢、職場風土を醸成できる
  • 個人のキャリア開発に応じて対応できる
  • 自分で、学びのステップを考えて学ぶ事が出来る
  • 日程、時間を仕事、プライベートに応じて選択できる
  • 他流試合のように他の企業の方々と接点を持てる
  • 好きなテーマを学べるが、会社が求めているものと異なる場合がある
  • 事前課題が楽、実技演習で恥をかかないような研修に参加が集中する
  • 英語、リーダーシップ、コミュニケーションなどバラバラに受講してどれも身につかない場合がある
  • 金曜日に、都市部開催の研修を選択し「レジャー気分」で参加する一定数が出現する
  • 資格取得で独立・転職願望を刺激してしまう

 

自由選択はメリットもありますが、成果に結びつけるには仕掛けが必要です。企業側は、運用と成果に結びつける事に日々工夫を凝らしています。 

 

さて、折角ですので研修を提供するコンサル・講師側の視点からも見てみましょう。あくまで、企業の人財育成担当の方々には、「なるほど・・そういえばそうだな」という視点として。これから、プロ講師を目指す方は、「経験者の視点として」見ていただければ幸いです。※あくまで、経験からの記述です。 

 

コンサル・講師側からの視点から「研修カタログから福利厚生的に社員へ研修提供」を見ると

 メリット デメリット
  • 毎回同じコンテンツの提供を求められるので準備が短時間で可能
  • 若手や経験の少ない講師でも事前準備を行えば講義可(経験の場)
  • 規定スライドで、話す内容の平準化に注力すれば良いので気が楽。(雑談、小ネタを仕込む余力が出てくる)
  • 深く突っ込まれるような内容まで触れないので「一般的に」という説明で十分対応可能
  • 研修講義後の成果のフォロー、対応が不要なので「やりきり」で十分(個人参加なので)
  • 定員未達で開催されない場合もあるので、収入が不安定(開催が無ければ収入0)
  • 参加者のレベル感ばバラバラで、初心者からエキスパートまで混在するので質問対応のレベル感調整に困るときがある
  • 講師の力量が「その分野」の「説明」のみにフォーカスされ、講師の力量が伸び悩む
  • 研修講義後の実践への置き換えについて経験を積めない(あくまで一般論で止まる)
  • 企業直契約が多い人気講師から見ると、講義単価が安く「行いたいが」ビジネスとして受託困難

 

「コンサル・講師側からの視点から」については、講師の経験によって異なります。

稀にですが自分を認知してもらうために、コンサル会社、研修会社の代表がプロモーション的に行う場合もあります。この場合には、参加者視点で見ると、「お買い得」なので参加した方が良いです。普段はもっと深いところを話しているので、「敢えて浅く、広く、分かり易く」話してくれています。一方で、少し気を付けなければいけないのが、「講師のキャリアと講演内容が合致していない」場合です。こちらは、内容的には教科書通りなのですが、「実践抜きの教科書理論の内容」になる事でしょう。


カタログ系の研修内容では、講師が不確定な事も多くあります。事前に情報が分かるものであれば、講師の「企業内での社員としてのキャリア」を確認する事をお勧めします。つまり、〇〇社で講演実績ありではなく、〇〇社で△△担当として勤務していた経験ありという記載です。人財育成の講師であれば、「人事」ではなく「人事部 人財育成担当」もしくは「教育研修部」などのキャリアがあるととても実践的な学びが得られると思います。思ったより、人財育成、能力開発は簡単ですが、教科書やスライドで言うほど上手くは行かないのです。もちろん、本の内容を学びたい方はそれでいいのですが。折角、貴重な時間を使うなら、実践的な内容を学んで、実践できるようになりたいですよね。